陰陽図と量子の世界はつながっていた
陰陽図と量子の世界はつながっていた
量子の世界を可視化したら、陰陽図みたいな模様が出てきた──
そんな不思議な話を書いています。
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しかし今、量子物理学の世界から、それらの概念と不思議にリンクするような現象が報告されています。
量子のもつれとは?
「量子もつれ(エンタングルメント)」とは、2つの粒子がどれだけ離れていても、一方の状態がもう一方に瞬時に影響を与えるという、量子力学の現象です。
アインシュタインが「不気味な遠隔作用」と呼んだことで有名ですが、これはもはや理論ではなく、2022年にはこの現象の研究に対してノーベル物理学賞が授与されています。
“もつれた光子”を可視化する新技術
カナダのオタワ大学とイタリア・サピエンツァ大学の研究者らは、量子もつれ状態にある2つの光子の状態(波動関数)を可視化する技術を開発しました。技術の名前は「バイフォトン・デジタルホログラフィー」。
この方法では、特殊なBBO結晶を通じて発生させた2組の光子を、参照光と対象光として干渉させることで、光子の振幅や位相を再構成します。
出典:Nature Photonics 論文より引用
(図2:実験セットアップの模式図/学術的紹介目的で使用)
この実験により、もつれた光子ペアの波動の広がりや構造を、リアルタイムで、かつ平均87%という高い精度で画像化することが可能になりました。さらに、光子の相関の強さや方向を反映する関数を解析することで、理論値とほぼ一致する高精度の再構成が行われました。
太極図(陰陽マーク)にそっくりな画像が現れた
実際に再構成された画像の中には、白と黒が滑らかに渦を巻くような、太極図(陰陽マーク)にそっくりな模様が現れました。
出典:Nature Photonics 論文より引用
(図:量子もつれ光子の干渉パターンの一例。学術紹介目的で使用)
科学的にはこれは偶然の産物かもしれません。
しかし、見る人によっては、古代の智慧と現代物理学が重なり合う「意味ある一致」に見えるのではないでしょうか。
量子ホログラフィーの応用可能性
この技術は、単に「見える化」するだけにとどまりません。たとえば、3Dオブジェクトからの散乱光をもとに光子ペアに情報を転写し、量子レベルで再現する――そんな応用例も示されています。
つまり、量子情報を使った“新しい目”として、この技術が未来のセンサーやカメラに発展する可能性もあるのです。
周波数の世界に科学が近づいてきた
でも、量子もつれという科学的に確立された現象と、古代の陰陽思想が“時空を超えて”形として重なる瞬間があるとしたら──
それは偶然ではなく、目に見えない世界が物理というレンズを通して姿を現した、そんな奇跡なのかもしれません。
私自身、タイムウェーバーという情報フィールドにアクセスするツールを使って活動していますが、
今回の研究を通じて、周波数という目に見えない領域に対する理解が、
科学と感性の両面から深まったように感じます。
昔の人は、本当に量子もつれを知らなかったのだろうか?
偶然か、それとも必然か──。